数年ぶりにジャニーズのライブに行った話1

過去の自分は生粋のジャニオタだった。

12年前、嵐にハマって以来色々なジャニーズのライブに行き最終的には別事務所の男性アイドルを応援するようになった。

そこまでの経緯はおいといて、昨年夏より9年ぶりに嵐、5年ぶりにHey!Say!JUMP、ジャニーズWESTのライブに立て続けで行くことができた。

誘ってもらったものが大半だがジャニーズを離れていた人間だからこそ感じるものがあり、だれが得するものでもないがなんとなく文字にしたくてこのブログを書いている。

 

前置きが長くなったが久しぶりのジャニーズはHey!Say!JUMPで始まった。SENSE or LOVEのアリーナツアーだ。

最後に行ったのは2013年夏。デビュー当時からよく見ていたがライブに行くようになったのは2010年。それからは全ツアー必ず参戦していた。(参戦という言葉すらジャニオタ特有で懐かしく感じるものである)

2011年最年少メンバーの脱退以降、曲は少しずつ増えるもののライブはワンパターンであり、メンバーの人気の差は激しく、あの頃は自分でも楽しかったと思うがどこか物足りなさもあった。脱退メンバーへの宣告は無期限活動休止だったためまだ戻ってくるのではないかとずっと信じていた。10人のHey!Say!JUMPが好きだったから。そして何より私の担当は彼だったから。

 

自分の中でも諦めがついて離れたグループのライブ。誘われて一応友人にお金を払ったが全然乗り気じゃなかった。(今ファンの皆さんすみません)

曲も知らない、ましてや岡本くんもいなくて8人。行くって言ったことを少し後悔もしていた。

この数時間後に感動している自分なんて想像もしていなかった。

 

 

会場に着き沢山のジャニオタ。ヘアメをしている人、双子コーデをしている人、団扇をデコレーションしている人、そもそもトートバックから団扇の持ち手が飛び出ている光景。その全てが久しぶりだった。

そもそも現在通う現場にこんなに人はいない。量産がいない訳ではないがここまで気合いの入ったオタクはいない。気合いの入ったって言葉は相応しくないのかもしれない。そもそも私だって推しに会う前は気合いが入る。ただ言葉にできないがジャニオタ特有のあの感じ。これがここでは当たり前なのか。なんだか変な世界に来た気分。自分が過去にいた世界なのに、同じ現実なのに、まるで違う世界だった。

 

知らないうちに導入されていたデジタルチケット。聞いてはいたがこんなにドキドキするものなのか。誰だこんなにスリリングなものを導入したのは。早く発券してくれ。人数の確認なんて早くしろ。何故スタッフは裏返しで渡すのか。早く見せろ。たった1分程度の工程に様々な思いが頭をよぎる。聞こえる発狂した声、残念がる顔、私たちはどちらになるのか。

恐る恐る渡されたチケットを裏返すと、さすがの私も発狂する席だった。むしろ私がこんな席に入って申し訳ないくらい。全力で楽しもうと決意。

 

そして開演。定刻通り始まるところはさすがジャニーズだと思う。別事務所では平気で開演が1時間押しで入場から2時間待たされたことあるからなあ。

暗転して浮かび上がる黄色い歓声。なんだこれ。確かにこんなのあったなあ。次々に映るメンバー。その度にあがる歓声。まだメンバー出てきてないじゃん(笑)そんな考えが生まれてる自分はなんてゲスいんだ。

でもここでふと思う。歓声の差が以前と違う。差がない。5年って凄いなと既に感じる。

そしてメンバーが登場する。あぁ、Hey!Say!JUMPだ。久しぶりだなあ。キラキラしてるなあ。カッコいいなあ。そんな当たり前のことが頭にどんどん積み重なっていく。

 

ここまで書いておいてセットリストも何を歌ったのかも正直ほぼ覚えていない。ただ1つ覚えているのはジャニーズって凄いと感動したことだ。全く曲も予習せずに行ったため知っていたのはたったの5曲だった。しかしパフォーマンス力、照明、映像、衣装、全ての演出が素晴らしく圧倒された2時間だった。

 

 

 

少し話は戻るが、先ほど述べたかつてのワンパターンなライブとは、ダンスナンバーはビトラとバウンス。バンドナンバーはDASHにFLYにマジパ。7コーナーとBESTコーナー。瞳のスクリーンでキャー!スパデリでキャー!ラストスパートはTO THE TOPで始まって最後はstar time。

ざっくりとしてるけど、この頃を知ってる方で共感してくれる方いないかなあ(笑)

 


これがJUMPのライブの定番だと思っていたしこの印象しかむしろなかったが、上に挙げた曲は1つとして歌ってなかった。そしてソロコーナーがあった。昔もなかった訳じゃないが全員がソロ曲なんて持ってなかった。何もかもが違う。度肝を抜かれるとはこのことなのか。

 


 

ここ数年はちっぽけなライブハウスで簡単な照明、小さなホールで簡単なステージ、むしろ照明やステージがあるだけ良かった。ショッピングモールで照明もステージもないライブを見ていた私にとって、ジャニーズの大掛かりなステージ、キラキラした衣装、沢山の照明、大きなスクリーン、落下物、何もかもが刺激的で凄いの一言だった。

 

遠い夢の世界が一瞬現実となった。

 ジャニーズの凄さを改めて実感した昨年の話である。

 

 

↓数年ぶりにジャニーズのライブに行った話2

https://otakuotk.hatenablog.com/entry/2019/01/17/104436